学力テストからわかる低下している能力とは?!

2014年度の全校学力テストの結果分析が
公表されていますね。

 

漢字の読み書きや単純な計算など基礎的な問題では、
改善がみられたようです。

 

一方、記述して説明する応用問題では、以前同様に
正答率が低く苦手であることが明確になっています。

 

この類の問題が苦手だと、自分の考えを相手に伝えることが
できないので、コミュニケーション能力が低い可能性があります。

 

基礎的な問題は、勉強時間を増やせばできるようになりますが、
説明問題では、そうも簡単にはいきません。

 

これを改善するには、机の上だけでなく、普段の生活でも
学んでいく必要があるでしょう。

 

なぜ、応用問題ができないのか?

 

応用問題ができない理由をいくつか挙げてみましょう。

  • 説明するための言葉が浮かばない
  • 説明する順序がわからない
  • 自分には、できないと決めている

など、いろいろあると思います。

 

説明するための言葉や順序がわからないと、頭ではわかっていても
文章にすることができません。

 

このような子どもは非常に多いのではないでしょうか。
もったいないです。

 

そして、この状態が続くと、
「自分にはできない。」とあきらめてしまうのです。

 

どうすれば、改善できるのか?

 

まず、応用問題が苦手になってしまった原因を考えてみると、
コミュニケーション不足が原因の一つだと思います。

 

ゲームやスマホの普及がすすみ、友達や家族と会話をする時間が
減っていることは明らかです。

 

また、ゲームやスマホは、楽しさが与えられているので、
それで満足してしまいます。

 

私が子どものころには、ファミコンが発売されましたが、
まだそれほど普及はしてませんでした。

 

ですから、外遊びが中心。
いつもと同じ遊びでも、ルールを変えたり、場所を変えたり、
どうやったら、楽しく遊べるか友達と話し合っていました。

 

自分で考えてた遊びのおもしろさを相手に伝えるためには、
説明する能力が必要でした。

 

ですから、こんな普段の何気ないことでも、学習する機会が
あったのだと思います。

 

今は、このような機会が少なくなっているので、学校や家庭で
あえてやっていく必要があるでしょう。

 

コミュニケーション能力が低いと社会に出てから苦労します。
今から、自分の考えを伝えることに慣れておいた方がいいですね。

 

まとめ

 

説明を記述する応用問題は、一朝一夕にはできるようには、
なりません。

 

普段の生活から、子どもとコミュニケーションをとるときに
あせて説明させたりすると、効果があります。

 

自分の考えを相手に伝える訓練をしよう!!